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【映画感想】「ちいさな英雄〜カニと卵と透明人間〜」を観ました!

こんにちはたわしです。
今回は、スタジオポノックの最新作を映画館で観てきました。

スタジオポノックはスタジオジブリの制作部だった方がたくさんいらっしゃる、第2のジブリなんて呼ばれることもある実力派のアニメ関係者が集う期待のアニメスタジオです。

長編アニメでは2017年の「メアリと魔女の花」が記憶に新しいかと思います。

今回はツイッターで新作の情報をはじめ見たのですが、そのそうそうたるメンバーにひえ〜となりながら劇場に行くことを決めました。この人たちが作ったアニメを見ずにこの夏は終われない!

映画の概要

タイトル:「ちいさな英雄〜カニとタマゴと透明人間〜」

公開:2018年8月24日

制作:スタジオポノック

ジャンル:短編アニメーション

構成作品:
『カニーニとカニーノ』
『サムライエッグ』
『透明人間』

上映時間:54分(3作品合計)

あらすじ

『カニーニとカニーノ』
川底に暮らすサワガニの兄弟・カニーニとカニーノが、行方不明になってしまった父親を探す旅にでるお話。

『サムライエッグ』
食品アレルギーを持つ少年、シュンがアレルギーに負けず自分らしく生きることを模索するお話

『透明人間』
古いアパートに暮らす青年は取り立てて変わった所のない普通の青年であった。カラダと存在が透明であること以外は

感想(ここからネタバレあります)

『カニーニとカニーノ』
水の表現が美しすぎて冒頭から衝撃を受けます。

そして、互いの名前やちょっとした単語以外喋らないキャラクターたちの心情を表現して余りある作画技術。セル画を思わせる暖かな線や色使い。

これ、劇場で観れたのとっても幸せだなと思いました。

ストーリーは明瞭で子どもから大人まで楽しめる一方、細かな設定を気にしだすとどんどん世界観に引き込まれて行く不思議な雰囲気のある作品でした。

みんなかわいいのでハッピーエンドなのもうれしい所の一つでした。小さなお子さんとも安心してみれます。

『サムライエッグ』
アレルギーの負荷試験(アレルギーの原因物質を少量ずつ食べてどのくらいの量でアレルギー症状が出るのかを調べる検査)からはじまるという、医療関係者はちょっとドキドキしてしまうシーンからお話が始まります。

主人公のシュンくんは重度の卵アレルギー。母親がエピペンを持ち歩くなど、実際のアレルギー患者さんの生活が忠実に描写されていてます。

これは全国民が見てアレルギーに関する正しい知識を持つべきでは?と思わせる本格的なお話でした。

現在ではアレルギーを根本から治療し克服できるような医療技術はありませんが、ラストの親子の会話のようにアレルギーを根本から治療できる治療法が見つかりますようにと祈らずにはいられないお話でした。

『透明人間』
アパートに暮らす青年がなぜ透明人間になってしまったのかという描写や説明は一切ありません。

しかし、彼が本当に悩まされているのは身体が透明であることよりも、自分の存在が誰にも認識されないということであるという事がお話が進むうちに理解できます。

彼は誰にも認識されないことに愕然としながらも、それでも困っている人を放っておけない優しい心の持ち主であることが随所からかんじられます。

そして、その優しさが結果として彼の存在を色のある姿へと変えて行く。その過程はハラハラすると同時に、本当に心が温かくなります。

また、この作品も絵が超絶上手くて震えてしまいます。透明な青年の顔を雨粒で描写するシーンはCGを思わせるほどですが、これ、手描きなんですって!

思わず、ひえ〜!と悲鳴をあげてしまいました。逆立ちして100回生まれ変わってもこんな素晴らしい絵を描ける気がしません。

この作画を見られるというだけでも劇場に行って本当に良かったと思えました。素晴らしい作品をありがとうスタジオポノック様!

まとめ

いかがでしたでしょうか。みなさんもぜひ「ちいさな英雄」を劇場でお子さんと一緒にご覧になってください。

そしてぜひあなたの感想を教えてくださいね。

たわし